「自分の経験を活かせるフィールドが福井にもあった!」 柿谷さんはアパレル業界から地元有名ショッピングセンターの運営スタッフに転職したヒーロー。
学生時代に有名ブランドのショップで始めたアルバイトから順調に社員となり都会で活躍するも、担当していたブランドが突然日本から全店撤退することが決定してしまう。奥さんと生まれたばかりの子供を連れてUターンし、地元での転職活動を開始。福井では自分の経験を活かせる仕事を見つけるのは難しいのではないかと不安を抱きながらも転職活動を続けていた。
そこへ福井転職支援センターからF商業施設の求人を紹介してもらう。半ばあきらめかけていた「希望通りの職種」だったため、就業を即決。
福井転職支援センターとの最初の面談から1ヶ月後には入社。幼い頃は何もないと感じていた福井の魅力を再発見しつつ、現在は会社になくてはならない中核人材として評価を受ける。大人になって帰ってきた福井には、都会であきらめかけた夢と、家族との充実した人生が待っていた。
プロフィール | 株式会社 F社 柿谷哲人さん 34歳/大学卒 |
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転職活動 | 【転職回数】1回 【転職期間】エントリーから内定まで30日間 |
転職前の職業 | 転職後の職業 | ||
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職業 | アパレル店長、スーパーバイザー | 職業 | 運営企画、管理 |
業界 | 小売業 アパレル関係 | 業界 | 小売業 商業施設 |
仕事内容 | 接客、販売管理、人材教育 | 仕事内容 | 店舗運営管理、企画、施設運営 |
苦難を乗り越え福井へUターン!福井の面白さに気づく。
これまでのご経歴は?
東京で一人暮らしをしていた大学3年生のとき、アパレル系の店舗でアルバイトを始めました。自分の希望とは違う子供服の店舗に配属されましたが、どうしても働きたかったブランドだったため頑張ってみることにしました。そこでの勤務経験が自分の仕事観を確立してくれました。また先輩社員との関わりの中で「仕事」というものを学びました。その店舗が好きだったんですね。そこで販売員の資格を取得し、新卒でアルバイトのまま同じ店舗で働き、キャリアアップを目指すことを決めました。
その後、契約社員、社員とキャリアを重ねてきました。東京、名古屋と転勤を繰り返しつつレベルアップしたことで3年後にはマネージャーに就任、系列会社の新しいブランドの担当を任されるようになりました。
福井にUターンしようと思ったのはなぜですか?
きっかけは、順調にいっていたはずの新しいブランドが日本から全店撤退することになったことですね。
海外拠点のブランドだったので、実質解雇です。
そこで思い立ったのが地元福井へのUターンです。
妻も福井出身で「いずれ地元に帰りたい」と言っていたので、帰郷を決めました。
福井にUターンするためにどのように取り組もうと思いましたか?
今までのアパレル業界での経験を活かせる職種に就きたいというのが一番の希望でした。
とはいえ、「地方都市の福井で、同種のマネージャー職を探すのは難しいだろうな」と思っていました。
そこで、自分と向き合う中で、ほかの職種であれば「人を育てる」、「チームで仕事する」職種がよいのではないかと感じていました。
ハローワークからアパレル業とは別業種のやってみたい職種の会社を2社受けましたが、不採用。
やってみたいことと、できることは違うもので、上手くいかないものだと感じていました。
新しい会社へ転職するまでの流れと取り組みを具体的に教えてください。
2社目で不採用の連絡を受けた後、ネットで見つけたのが福井転職支援センターでした。当時、私の中では「福井でショッピングモールといえばF商業施設」だという思いから、今の会社での求人を探していました。ハローワークでも他の人材紹介会社でもF商業施設の名前が出てくることはありませんでした。すっかりあきらめかけていた当時の私に福井転職支援センターから紹介を受けた求人がF商業施設だったことは、まさに奇跡でした。とても嬉しかったのを今でも思い出します。現在の役割ポジションは欠員のでるものでは無かったのですが福井転職支援センターのプレゼンテーションが幹部の目に留まり採用をつかむことができました。
転職活動を終えてのご感想をお願いします。
当時2ヶ月の子供がいた私にとっては、収入の確保が必要でした。求人数を見ても、希望の年収で調べると理系の職種のほうが求人が多かったです。小売業は求人があまりありませんでした。福井で理想収入を得るには、大手メーカーしかないのかな、と感じました。文系の私には正直、厳しかったのが現実でした。製造業が多いせいか、週休2日のところも少なかったです。しかし、よいサポートを得られたおかげで、転職活動は思っていたよりスムーズに進み、希望の職に就くことができました。
地元福井の街をより良くしていく人生に!
転職されて、新しいお仕事はどうですか。
F商業施設に入社したての頃は様々な店舗のお世話が中心でした。今はF商業施設の運営全般に関わっています。企画段階からイベント運営に携わったり、広告を作ったり。何かを専門的にやっているというよりは、守備範囲を広くしながら活動しています。自分では思いもよらないシーンで、以前の職の経験が役立つと感じることが多いですね。
前職の経験から私は店舗運営のアドバイスができるので面白いですし、やりがいもあります。外資系の会社で働いていたため違う視点を持っていることも新しい職場にはプラスになっているように感じます。また職場で再会した地元の友達が直接反応をくれるのも嬉しいですね。
以前の職場と違うなと感じるところは、組織の価値観ですね。以前は外資系の会社にいたのでスピード感やよくわからない慣習などにとらわれない柔軟な考え方がありました。その部分では日本の企業とは差を感じますね。最近は競合する施設ができたこともあり「この施設を存続させるためにはどうすればいいのだろう?」と考えることが多いです。将来を先細らせないためにも過去の経験を踏まえ、変わるべきところをきちんと変えられるようにしていきたいですね。
転職されて生活の変化などはありましたか?
子供が3歳になり、保育園に預けることができたおかげで、妻も福井で働き始めました。関東の友達はなかなか保育園に入れられないようです。子育てがしやすい環境は本当にありがたいですね。妻は都会の満員電車が好きではなく、地元に帰りたいと言っていたため、福井に帰ることができて本当に良かったと思いますね。
福井にUターンしてきていかがでしたか?
良かったなと思います。福井って本当に面白い場所だと思っています。
Uターンしてそろそろ2年経ちますが、全然飽きません。20代の頃には気付きませんでしたが、地元出身であっても知らない所がたくさんあることにも気付きました。福井で仕事をしたのは初めてですが、仕事を通じていろんな人と出会って、いろんなところで繋がっていて・・・本当に面白いです。また、この年齢になるとUターンで帰って来る友人も結構多いんです。
福井転職支援センターを利用していかがでしたか?
経歴を評価していただき、また経歴を活かせそうなポテンシャルのある企業をご紹介いただいて嬉しかったですね。
私の想いやキャリアを汲んでいただけたことが何よりありがたかったです。リクナビなど他のエージェントも登録していましたが企業面談までは進みませんでした。こちらですぐに決まったので、福井転職支援センターに対して「もっとこうして欲しかった」と思うようなことは無いですね。
これから転職を目指す方々へアドバイスをお願いします。
地方の場合は面接で不採用だったとしても、その企業とまたどこかで繋がる可能性があります。地元ならではのつながりの深さがありますね。
東京なら一度、機会を失うと、二度と出会わないことが多いのですが、福井では別のタイミングで意外な人に出会うことも多いのです。出会いを大切にするべきだと思います。都会の感覚で物事を考えると、ズレることがあるように感じます。
外資系アパレルで積み上げた仕事の創意工夫ぶりが新しい風を必要としているF商業施設様に絶対に評価されるポイントであると確信し紹介に至りました。
案の定ご入社されてからも経営者や上司からも非常に評価が高く、ご本人もお会いするたびにあの屈託のない笑顔で仕事の楽しさを語っていただいています。
まさにUターン転職で仕事のやりがいと生き甲斐を体現されているヒーローです。